ダイエットと健康(その65)

むしろLow-Fat diet

流行の低炭水化物ダイエット、米アトキンズ社が破たん

 【ニューヨーク=大塚隆一】炭水化物の摂取を極端におさえるダイエット方式で話題を呼んだ米アトキンズ・ニュートリショナルズ社は1日、経営が破たんしたため破産裁判所に再建手続きを申請したことを明らかにした。
 同社は世界的なベストセラー「新ダイエット革命」などで知られるロバート・アトキンズ氏が1989年に設立。糖質の高い炭水化物に代えて肉やチーズを摂取することを勧め、3〜4年前から大きなブームを巻き起こした。昨年初めには、米国人の大人の10人に1人がこのアトキンズ式ダイエットを試みているとされた。
 その後、無理なダイエットの悪影響を指摘する声もあって人気は急降下し、経営状態も悪化していた。
(読売新聞) - 8月2日11時54分更新

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栄養素の三大要素はプロテイン(たんぱく質)、炭水化物、脂肪ですね。
これらを略してPCFといい、トータルの摂取量に対するこれらの比率をPCF率として表します。

三角形にしてこれを図に表すと、日本人の場合はかなり理想に近い三角形になります。
ところが、欧米人のようにお肉が好きな民族になると、どうしてもたんぱく質(プロテイン)の摂取割合が上がります。



元々プロテインの割合が高いのに、さらにプロテインを増やすようなことはダイエットとは言いません。
栄養素が偏ることのデメリットが大きすぎるのです。

それにしても10人に一人がこのダイエット実践していた時期もあるとは恐ろしい国ですね、アメリカは。



3大栄養素のうちどれを減らすのが一番良いのかと言われれば、脂肪でしょうね。
脂肪は成人男性で一日だいたい50g程度摂取します。
摂取カロリー量が多いと、取りすぎたカロリーは脂肪を蓄えるために使われます。
すなわち太る、ということです。
しかし元々適正量の脂肪しか取っていなければそう簡単に脂肪はたまらない、ということになります。
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