サブ基盤の目的と結果    サブ基盤の目的と結果


山佐から出された、梅花月というもうおいらの大好きな台がある。
歴代でも指折りの名機だと思います。
この機種は、制御を5本(以上)用意した機種ですね。
演出で予告音が鳴ると別制御になります。
ボーナス成立後は一定確率で予告音を鳴らして告知、という二段構えの台。

サブ基盤が認可されるまで、こうした演出は無理だったんですよ。
なにせ当時の技術では容量いっぱいで。
サンダーVからフラッシュなどの演出がはじまり、花火などでは人気を博しました。
しかしメイン基盤に演出をさせると肝腎のBR(ボーナス)放出部分がいい加減になってしまう。
だから演出はサブ基盤に任せ、メイン基盤はBR制御に徹する、そういう趣旨でしたね。


しかし蓋をあけてみたら、できたのはゲゲゲの鬼太郎SPみたいな台だったり、獣王みたいな台だったりした。
もちろん、これらが悪いというわけではない。
しかし演出面を強化するべく使われ始めたサブ基盤が出玉制御のために使われるようになった。
それだけは疑いのないこと。
挙句の果てにはサラリーマン金太郎やミリオンゴッドなど、どんどんと出玉傾倒へと偏っていった。

サブ基盤の登場経緯を考えれば、あんなに出玉傾倒にならなかったと思うんですけどね。
もちろん爆裂仕様に引かれた客も多かったでしょう。
しかしメーカーがあんなに出玉の加速率ばかり競うようになった結果、五号機規制なんてできたような気がしますね。
複雑な思いです。