ダイエットと健康(その33)
ダイエット食品
何度も書いてますけど、ダイエットっていうのは「摂取するカロリーを減らす」「消費するカロリーを増やす」のどちらか、あるいは両方でないと達成することはできないのです。
去年の夏ごろ、中国製ダイエット商品で体調不良、死亡事故が相次ぐという社会事件が生じました。
本当に悲しい話ですね。
手段と目的を取り違えているような気がする。
痩せられるなら命と引き換えでもいいのだろうか?
最近のダイエットに対する需要の旺盛さは信じられません。。。
まず、目的をはっきりさせることが先です。
キャプションにも書いていますけれど、「本当に、痩せる必要性、あるの?」
何のために痩せるの?っていうのをはっきりさせておかないとね。
理由は「プロポーションのため」「健康のため」に大別されるでしょう。
人によっては「職業上体重オーバーできない」「生活習慣病の都合で仕方なく」なんてのもあるかもしれない。
でも、どの理由をとってみても、命を落としてまで行うダイエットじゃない。
命は何よりも大切なのです。
ダイエット食品っていうのは、ほとんどがガセだと思っておいたほうがいいでしょう。
たまに本物の食品もあるかもしれない。
でも、巷には詐欺まがいの広告が大量に氾濫しています。
運良くそんな数少ない食品に巡り合えるなんて考えは抱かないほうが無難。
期待値で考えれば、まず間違いなく損をするでしょう。
ダイエット食品という名が付こうが、どんな食品でも摂取すれば必ず太るのです。
しかもほとんどの広告は「運動なしで痩せる」なんて謳っています。
冒頭の原則から考えると、運動以外の要素で無理やり消費・排出を増やさなければいけない。
そのため、本当に体重が減るほとんどのダイエット食品では下痢、頻尿、筋力低下などを来たして、生活に必要な肉体組織を失う羽目になってしまう。
だから、こういった商品は本末転倒です。
先に生命・身体があってこそのダイエットなのです。
本物のダイエット食品もあるのかもしれませんが、それらよりガセをつかむ可能性のほうが圧倒的に高いですから、手を出さないのが無難です。
そんなものに手を出さなくても地道な努力を続けるほうが得策です。
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