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・シナリオ5



【情勢】
 大陸封鎖に反対し、ロシアはイギリスとの貿易を再開する。対イギリスに執念を見せるナポレオンはロシア遠征を企てるが焦土作戦などにあい失敗してフランス軍は壊滅的被害を蒙った。ナポレオン自身は連戦をしのぎ続けていたが、それは局地的な勝利に過ぎず、ナポレオンのいない戦線はどんどんと切り崩されていき戦略的には大敗していた。一例をあげればリスボンをフランス軍から守備していたウェリントン(アーサー・ウェルズリー)はマドリードを攻略、ピレネー山脈を越えフランス領内に侵入していく。パリを守備するマルモンはプロイセンのブリュッヒャーに降伏。そのマルモンら元腹心の工作によりナポレオンは無条件退位させられ、エルバ島(イタリア)に流された。
 タレイラン首相のもとブルボン王朝が復権したが、政治音痴のルイ18世に統治できる能力はなかった。民衆の怨嗟が募り、エルバ島を脱出しマルセイユに上陸したナポレオンは反王朝体制をまとめあげ勢力を拡大し、パリに入城。復権を果たす。
 会議は踊る、されど進まずなどと言われたウィーン会議の最中にナポレオン復権の報が入り、危機感から会議は一気にまとまる。イギリスの全権代理として出席していたウェリントンはだからナポレオンは銃殺しておくべきだったのだなどと捨て台詞を吐いたプロイセンと連携すべくブリュッセルに赴く。
 しかしフランスの生命線である連合国との講和は実現できず復権からわずか95日後、フランス軍はウォータールーでそのウェリントン・ブリュッヒャー・グナイゼナウ率いるイギリスプロイセン連合軍に敗退し、ナポレオンはセントヘレナ島(南大西洋・イギリス領)に流された。

 フランスを取り巻く情勢は本当に三か月で追い詰められかねない深刻な状況である。

【出し方】
1〜4のシナリオで、皇帝になったナポレオンが捕虜になるか退却できる都市がないとエルバ島に流されてしまう。
その後、もう一度プレイしますか?と聞かれるのでイエスを選ぶと隠しシナリオであるシナリオ5がプレイ可能となる(戦死した場合は選べない。また、FC版ではないらしい。)。
ちなみにシナリオ5でナポレオンが捕虜になったり退却できる都市がない場合、セントヘレナ島に流される。
ナポレオンはセントヘレナ島で暗殺されたので、シナリオ6:セントヘレナ島脱出、なんてのはありません。


【ゲーム内の外交情勢・国内状況】


(ただし、親族派遣後であるので注意。また、トルコの初期金は1124、船舶は45である)。

ミュラのいるナポリ以外は反仏感情の高まりが異常であり、まさに連合軍がフランスに襲いかかろうとしている。実際に、ゲーム開始直後の3月にはアムステルダムのイギリス軍がウエリントンを繰り出し、84000人前後でリールに襲いかかってくる。
そんな状況でありながらフランス軍は総勢14万6000人(史実では7万人なのだが)。資金が最高にあるパリでもたった100。
サンマロにはやはりイギリス軍が、ボルドーにはスペイン軍が、マルセイユにはトルコ軍が、リヨンにはオーストリア軍が攻めよせてくる。
おまけに対抗するにも大砲がない。
無策でいれば、史実通りに百日天下に終わってしまうだろう。

ナポレオン「ブリュッヒャーよ、私を銃殺しなかったことを後悔させてやる」 なんちて。

続きはシナリオ5リプレイで。
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