ダイエットと健康(その27)

過激がよいとは限らない

基本的に、食べる量を減らすか、運動する量を増やすかしないと痩せられない、っていう風に書きました。
っていうか、これは真理です。
どうしようもないことなのです。

んで、だいたい思いつきで人が挑む運動ってのは「ジョギング」。
もう、ダイエットとセットにされているかのような運動です。
おいらは朝夜に走ることがありますけど、見かけない人が走っているのをみると、だいたい必死になって走っています。
もちろん体力がないのも一因でしょうけど、本来「ダイエットのためのジョギング」っていうのは、息を切らしてまで行うものじゃないんですよね。
ジョギングは強度な運動ほど脂肪燃焼しにくいんです。
確かに速く走れば走るほど運動消費量が多くなるから、消費カロリーも増えます。
が、ここで問題なのは、消費されるエネルギー源です。

瞬発型 持続型
酸素のかかわり 無酸素運動 有酸素運動
主に消費されるエネルギー源 グリコーゲン 脂肪酸
主に鍛えられる筋肉 白筋 赤筋


グリコーゲンってのは、多糖類です。
まあ言っちゃえば糖分、炭水化物です。
息切らせてハァハァ言ったところで、カロリーはそれなりに消費しますが、エネルギー源は主に糖分です。
念願の脂肪を減らすことはそうやすやすとはかないません。
(いや、この方法で脂肪を満足いくまで減らせられれば、相当の体力がつくことは保証します。)

脂肪酸を使う運動は、持続的な運動なんです。
念願の脂肪を分解するためには、無理して息を切らせて運動する必要なんてさらさらないんです。
はっきり言っちゃえば、走るよりも、早足で長い時間歩くほうが効果がグンと現れます。
そういった健康法も存在しますし。

ただ、運動ってのは継続的に行うことを心がけましょう。
時間的に無理ならしょうがないですが、それでも通勤通学の時間を生かしたりして、効率よく時間を使いましょう。
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