歴史的な日。何が終わったの？って？？オリンピックのことかって？？オリンピックはまだ違うね。「わが軍は勝利せり！！」「わが軍は転戦せり！！」って言ってるあたり。実質的には敗戦だけど、決してそれを認めない。例えば、オーストラリアの某競技選手団が群馬にきたとか取り上げられているけど、市長自らバブル方式を破る提案をしてみたりとか。もっと重要なことは、五輪のホストタウンってもっと山盛りあったんです。でも、ほとんどは潰れちゃった。だから、太田市ぐらいしか取り上げるところがないんです。開始に向けた盛り上がりを演じたいのかもしれませんが、裏では中止のための着地点を探りつつ、スポンサーの客以外は無観客というストーリーは確定で話を進めていると思いますよ。
話がそれた。今日、何が敗戦・終戦したのかって話。４月２０日に、「外交失敗は、内政の腐敗のせい」という記事を書いています。
> 書いたけど、やっぱりワクチン目当てでしたね。渡米した瞬間、ワクチンのことが記事になる。国民に期待を持たせるつもり？っていうか、渡米したのに電話会談というのが笑える。渡米する必要ないやん。日本から電話しろ！って話ですよ。渡米中の秒刻みの時間を無駄遣い。日本にいてもできることをわざわざ外国でするって何なの？？？それまででも、いくらでも電話する機会があるわけなのに、渡米のタイミングまで遅らせる時点で、やる気ゼロです。
> 河野大臣がファイザーの社長に電話しようとしたところ、大臣クラスに電話されてもねと難色を示され、総理の出番ということになったようですが、それでも忙しいのか、菅や交渉団が新型コロナに罹患しているリスクがあるからなのか、会ってもらえない。そりゃそうですよね。９月までにワクチンを確保、とかニュースが流れていますけど、デマです。共同記者会見の内容を正しく理解すると、バイデンは「米国は（冬での再パンデミックを防ぐため）夏までに全国民への接種を終える」ということ。３．３億人×現接種率２５％をかけると、３．３億人×（残りの７５％）×２回の接種＝４億９５００万の接種数が必要です。日本に融通している余裕なんてないわけ。日本のメディアは誤報もいいところだと思う。アメリカ（バイデン）から言われたのは、アメリカは対中国を鮮明にする。中国のワクチン外交に対抗するため、日本はお前らでなんとかしろ、と言われたのです。それが課題。大きな課題。コバックス（ＣＯＶＡＸ）に金を出せ、物理的リソースを出せ、って言われてきたわけ。総理の外交の失敗を報じないのが怖くて困る。
菅首相が渡米した。で、成果はゼロ。まがりなりにも「われ外交に成功せり！！」と言い続けてきた安倍と違って、完全に成果はゼロだった。それでも虚勢を張ったものの、成果があがらないと見てその後に計画されていたインドなどへの訪問は取りやめになった。致命的なのは、現地記者の質問を無視したことだったとは思うけど。
菅が渡米して、日本側は３つ要求してきましたね。
１）ファイザーの社長に会ってワクチンを確保してくる。
２）五輪開催に関する米国の全面的な協力を取り付ける（選手団の派遣を求めるを含む）。
３）日米首脳による晩餐会の開催。
で、全部拒否された。もう少し詳しくいうと、以下の通り。
１）現地に行ってるのに、ファイザーの社長と電話会談。しかも、断られる。その後、ファイザーＣＥＯは、ＥＵへのワクチン供給に合意したと発表したが、日本とは何もなし。
２）五輪やりたい？科学的に安全ならやれば？開催に向けた姿勢は支持してもいい。
３）晩餐会？ふざけんな。これでも食っとけ！とハンバーガーを出された昼食会。しかも、供給された食事に手を付けないという、外交上の非礼を働く始末。バイデンの翌日のゴルフにも誘われず。もっと言うと、その後にバイデンが会った外国要人（例えば韓国首脳とか）とは、マスク無しのフェイストゥーフェイスで、会食もしている。
以上が、失敗に終わった日本の要求。それに対して、米国側も要求をしてきたわけだよね。質問無視のあたりから再度過去記事から引用。
> アメリカ記者の質問に対してバイデンが答えたあと、菅総理に答えるように促しています。通訳からもその言葉をはっきりと伝えられていながら、菅の口から出たのは、「では日本のメディアから…共同の新富さん。」新富「（えっ？？おれ？？っていうか、米記者の質問に答えてないやん…）米国選手団の五輪派遣についてバイデン大統領の意向はいかがでしたか？」 その後、バイデンは唖然とした表情を見せる。当然ですが。
> 援護射撃のはずの日本の質問にも、煮え切らない答えでしたね。０点。マイナスがあるならマイナスの評価です。日本のメディアの質問は下記の２点。
> （１）バイデンからは選手団の東京五輪への派遣意向はあったのか？
> （２）新型コロナウイルスのワクチンを確保できることになったのか？
> 答えはどちらもＮｏ。（１）は、開催する姿勢に対しては評価してもらえた、（２）については、アメリカの国内で接種が終わるまでは放置され、自分で面倒を見ろと言われた、というところ。なんなの、０点外交もいいところ。こんなので総理大臣ができるんなら、俺でもできるわって話。
アメリカの要求は、ワクチンくれだと？？
> ワクチンについては「こっちは国内で手一杯、その間はお前らが中国のワクチン外交に歯止めをかけろ」と言われる始末。
（下記は再掲）
> アメリカ（バイデン）から言われたのは、アメリカは対中国を鮮明にする。中国のワクチン外交に対抗するため、日本はお前らでなんとかしろ、と言われたのです。それが課題。大きな課題。コバックス（ＣＯＶＡＸ）に金を出せ、物理的リソースを出せ、って言われてきたわけ。
要は、中国のワクチン外交を止めろ、お前らがＣＯＶＡＸに物的リソースと、資金的リソースを出せ、と言われてきたんだよね。
それから４０日経って、日本はＣＯＶＡＸに８億ドル（８８０億円）のお金を拠出すると表明。時事の記事から。
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/e27c79ade1013abe301918b28617fa795b3f77f1
> 「ワクチンへの公平なアクセスの実現に向けて大きく前進させていく決意だ。国の置かれた状況や経済力によって左右されることは断じて許されない」。首相は欧米各国、国連などが参加した「COVAX（コバックス）ワクチンサミット」で途上国支援に主体的に取り組む考えを強調した。
要するに１か月前にバイデンに「やれ」って言われたことをやっているだけに過ぎない。繰り返しますけど、日本の要求はアメリカ側に全部断られたんです。それなのに、相手の要求はのむ。あのさぁ、これならもう、首相はおれでもできるわってレベルじゃないよね。幼稚園児以下。トランプ時代以下の、米国追従になってしまっている。存在価値ゼロです。
まあもっと致命的なことを言えば、この会見に突っ込む記者がいないということ。ジャーナリズムの崩壊が挙げられるかな。当時も書いたけど、外交が下手になったのは、内政が下手になったからということと、ジャーナリズムが衰退したという二つのことが原因に挙げられる。
ほんとダメ国家。今すぐに総理大臣に死んでもらいたい。